特集

発祥の地でウチナーンチュのソウルフード、タコライスを掘る!

金武町はタコライス発祥の地
金武のタコライスを食べずしてタコライスを語るなかれ。
基地の街だからこそ生まれたアメリカ×沖縄のコラボフード。

タコライス、基本の「き」!

タコライスといえば泣く子も黙るウチナーンチュのソウルフードのひとつ。

近頃では本土のオシャレなカフェメニューなどにも登場し全国的に認知度もアップしてきましたが、元々は金武町にある『パーラー千里』の創業者・儀保松三氏がお客であった若い米兵に満腹感が得られて安い食べ物を提供したいという想いから、タコスの具をライスの上に乗せて提供したのがはじまり。

いわばアメリカと沖縄のコラボフードだといえます。

安い・早い・美味い、さらにボリューム満点とくれば当然あっという間に人気に火がつき、米兵のみならず沖縄の若者たちの心をも鷲掴みにしたのです。

長年、地元客からも観光客からも愛されてきた『パーラー千里』は惜しまれつつも2015年に閉店してしまいましたが、松三氏の想いはここ金武町内の飲食店に脈々と受け継がれています。

店によってタコスミートやソースの味にそれぞれ個性があり、またキングタコスのタコバーガーやGATE1のタコスボールなどさらなる進化を遂げたものも。そのバリエーションの豊富さやボリュームにおいて他の追随を許さないのは発祥の地だからこそ。そう、金武のタコライスを食べずしてタコライスを語ることはできないのです。

タコライス

ギネス認定!世界一大きなタコライス

タコライスギネス認定!

そんな金武町のタコライス、実は「世界一大きなタコライス」としてあのギネスブックに公式認定を受けているのです。

2010年に開催されたイベントで作られたタコライスの大きさは、長さ12メートル、幅1.8メートル、重さ746キロ!ここまでくるともはや食べ物を通り越して巨大なカーペットのよう…。

完成してから運ぶことは不可能なので作業台自体が計りになっているのですが、なんとこれ車の重さをはかるもの。前代未聞のチャレンジに実行委員もあれこれ試行錯誤で挑みました。

ギネス認定後、2千食分に相当する量のタコライスは参加者に振る舞われ無事完食。大人も子どもも日本人も外国人もみんな笑顔でギネスタコライスを頬張る、金武町の歴史に残る素晴らしいひとときでした。

ちなみに、当日のタコスミートは各店舗が味付けしたものをミックスしたスペシャルバージョン。
この日、この時にしか味わうことができない幻のタコライスでした。

ギネス認定証は金武町商工会に飾られているので、誰でも見ることができますよ。

商工会会長が語る!タコライスの魅力

奥間さん
商工会会長 奥間 尚登(おくま ひさと)さん

私は金武生まれ金武育ちですが、実は最初タコライスというものが何か分からなかったんですよ。子どもが家で食べているのを見て教えてもらったんです。子どもたちはやはり情報が早いですからね。また、値段が手頃だし量もあるから、それも良かったんだと思います。

最近になってタコライスという食べ物が全国にだいぶ浸透しましたが、元はといえば数年前、町内の飲食店がどんどん寂れていった時になにかで地域おこしができないか?ということで、金武が発祥であるタコライスに目をつけたのが始まりでした。最初は町内で小さなイベントを何度か行っていたのですが、2010年に前会長の呼びかけでどうせならギネスに挑戦してみようということになりまして。

そのあたりからテレビなどでもよくタコライスが紹介されたりして、全国的に知名度があがりましたね。

最近はレンタカーでタコライスを食べに来る観光客もとても多いですよ。やはりギネス認定で一気に弾みがついた感じですね。

でも数年前、米兵の外出に関する規制が厳しくなった時にその影響を受けてこのあたりの飲食店もガクンと減ってしまったことがありました。やはり金武の町は基地と直結しているんですよね。そのときはさすがに厳しかったです。でも最近はしばらくお休みしていた方がまた再開したりして、少しずつまた店が増えてきつつある状況です。

タコライスは地元の人もよく食べていますよ。なんかこう、無性にタコライスが食べたくなる時というのがあるんですよね。私は待つのが難儀なんで、いつもあらかじめ電話で予約入れておいて買いに行きます。ソースによってけっこう好みが分かれるので、みんなそれぞれお気に入りの店があったりしますよ。私のお気に入りのお店?それはひみつにしておきます(笑)

金武はタコライス発祥の地。専門店もたくさんあり店によって味も違うので、ここに来ていろいろ食べ比べてみてほしいですね。

またギネス認定タコライスの実物大写真(横断幕)も飾ってあるので、それも是非見にきてください。
(※2016年4月現在、国道329号線沿いキャンプ・ハンセンのフェンスに設置)

ギネス認定タコライス実物大!

タコライスの食べられるお店

〜今日はだれと、どこへ行こう?シチュエーション別タコライスのススメ〜

いざ金武に来てみたものの、あっちにもタコライス!こっちもタコライス!いったいどこへ行けばいいの〜?と困っているそこのアナタ。

シチュエーション別に金武町内のタコライスが食べられるお店をご紹介します。是非お店選びの参考にしてみてくださいね。胃袋に自信のある方はハシゴもありかも!?

<初心者ならまずは押さえておくべし!タコライス元祖の店といえばここ>

◯ランチ ◯ディナー

タコライス発祥の店「パーラー千里」の味を引き継ぐ系列店。沖縄県内に何店舗もあるキングタコスの1号店がここ金武本店です。初めてならまずは「タコライスチーズ野菜」を。キングの名にふさわしいボリューム満点のタコライスを心ゆくまで堪能しよう。

キングタコス金武本店

キングタコス金武本店

<金武ならではのアメリカンな雰囲気とボリュームに圧倒されよう>

◯ランチ ◯ディナー

店名どおりキャンプハンセンの第1ゲート目の前にあり、レトロアメリカンな雰囲気でボリューム満点のメニューが味わえます。タコライスの他、ピザやブルーシールアイスクリームも味わえ、アメリカ兵からも絶大な人気を誇るお店です。

GATE1

GATE1

<仲の良い友だち同士でワイワイ!食事もおしゃべりもたっぷり楽しみたい>

◯ランチ ◯ディナー

イートインもテイクアウトもおまかせな個性派パーラー。タコライスやチャーハンのほか、サモサやナシゴレンなど、若いオーナー夫婦のアイデアが光る個性的なラインアップのメニュー。どれもリーズナブルでボリューム満点なので、ついつい長居してしまいます。

パーラーリトルキッチン

パーラー リトルキッチン

<赤ちゃん連れでも大歓迎。みんながゆったり寛げるかわいいカフェ>

◯ランチ ◯ディナー

2016年、新開地エリアに新規オープンしたオシャレなカフェ。座敷席やオムツ交換台、絵本なども置かれており赤ちゃん連れでも安心して過ごせます。
自家製タコミートとタコソースにふわふわのたまご焼きをのせたタコライスのほか、一杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れるコーヒーもおすすめ。

いとまるcafe

いとまるcafe

<学食に潜入!?金武湾を見渡す絶景レストランでドキドキ学生気分>

◯ランチ △ディナー

琉リハ・レストラン

琉リハ・レストラン

専門学校 琉球リハビリテーション学院内にあるレストランは一般利用も大歓迎。専属栄養士が考案した、野菜をたっぷり使った身体にやさしいメニューが評判です。なかでも一番人気は薄焼き卵がのった「オムタコ」。金武湾を一望する窓からの景色も見逃せません。

<ドアの向こうはパラレルワールド!?上級者向けシチュエーションで食す元祖タコライス>

◯ランチ △ディナー

一歩足を踏み入れると、そこは博物館?いやいや鍾乳洞?それとも盆栽庭園?はたまた民家??いえいえ、ここはれっきとしたカフェなのです。約2000坪と広大な敷地内をくまなく探検したあとは、元祖キングタコスのタコライスをどうぞ。

鍾乳洞・盆栽庭園&CAFE ゴールドホール

鍾乳洞・盆栽庭園&CAFE ゴールドホール

気軽にパパッとタコライス!いつでもどこでも本場の味を

本場の味をご家庭で
※近日中にパッケージが変更になる予定です

http://www.okiham.co.jp/item-retort-59.html

せっかくだから金武ブランドのタコライスをおみやげに持って帰りたい!そんなときにぴったりなのが、金武町商工会と沖縄ハム総合食品、町内のタコライス店が共同で開発した『金武のタコライス』。

本場の味が手軽に味わえるレトルトのタコライスなのです。おみやげ以外にも、ご家庭に常備しておけばふと訪れる「あ、タコライス食べたい」の衝動にすぐ対応できる便利な商品です。

ありがとう、タコライス

またこの商品は代金の一部が金武町のこどもたちの将来を支援する活動や書籍の購入等に役立てられており、嘉芸小学校にはその名も『タコライス文庫』なるコーナーが設置されています。金武の子どもたちはお腹も心もタコライスとともに育っているのですね。

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